日本給食経営管理学会にて今城安喜子講師が研究発表しました

UP 2021-11-26

研究室のお知らせ

「科目連携(基礎演習、フードスペシャリスト論、給食経営管理論実習)による食文化多様性教育の実践例」

グローバル化による多様性への理解がいろいろな分野で必要不可欠となってきている。管理栄養士養成課程学生にとっては食文化の多様性の理解は必要不可欠であると考える。近い将来、病院や学校、事業所において管理栄養士として、栄養教育や給食経営管理に携わる際に、いろいろな食文化を持つ人々を対象者として関わる機会が増えてくることが予想される。そこで、ムスリム留学生の食へのアクセスを支援することを最終目的に、管理栄養士養成課程学生に対して、他科目の教員と連携し、他科目横断の食文化多様性教育を試みた。対象学生は、対象科目を1年生後期から2年生後期にかけて連続的に履修し、連携を図った3科目を通して、ハラルフードをはじめとしたイスラム文化や日本に住むムスリムの食生活の実態や悩みにも触れ、食文化の多様性の理解だけではなく、実践的に対象者の食生活の改善に働きかける活動を計画、実践、評価する管理栄養士養成課程としての多くの学びあったことが考えられる。