災害時を想定したポリ袋調理を行いました(応用栄養学実習)

UP 2023-08-01

UPDATE

食品栄養学科の3年生が、災害時を想定したポリ袋調理を行いました。

近年の日本では、大雨・地震・台風などの自然災害が繰り返し発生しています。こうした自然災害によって、電気やガス、水道などのライフラインが止まってしまった場合にも、被災された方たちや、病院や施設の利用者に食事を提供することが、管理栄養士の大切な役割の一つです。

 

始めに今城先生から災害時の給食の役割や、備蓄の重要性について講義がありました。

支援物資が届くまでを想定して、最低3日分の備蓄を用意しておくことや、災害時にはビタミンやミネラルなどの栄養素が不足しやすいため、野菜ジュースなども備蓄しておくと良い、などとても勉強になる内容ばかりでした。

この他にも、市販されている非常食も紹介していただき、学生たちも熱心に講義を聞いていました。

講義のあとは各班でポリ袋調理を行いました。その様子を簡単にご紹介します。

まず、湯せんできるポリ袋に材料を入れてよく混ぜます。

次に、鍋にお湯を沸かして、材料を入れたポリ袋を湯せんしていきます。

最後に、紙を折って作ったお皿にラップを敷き、その上にできた料理を盛り付けます。

この日作ったメニューは、親子丼、炊き込みご飯、チキンライス、ツナのクリーム煮、小松菜のナムル、バナナ蒸しパン!
メインのご飯からデザートまで揃っていて、とても豪華でした。
調理工程でポリ袋を使用したり、お皿も紙を折って作ったものなので、洗い物も少なく済みました。

 

学生たちからも「思っていたよりも簡単にできて、かつ美味しくできた」「ポリ袋内で調理できるので、衛生的で良いと思った」「災害時に温かい料理が食べられるのは嬉しいと思う」などの感想が挙げられました。

今回の実習を通して、改めて防災や非常時の食事について学び、これから管理栄養士として災害時に何ができるか?を考える良い機会になりました。