UPDATE
食品栄養学科の2年生が、臨床栄養学実習Ⅰで嚥下調整食とアレルギー対応食を作りました!
臨床栄養学実習Ⅰでは、様々な病気の患者さんに合わせた食事を提供するための特別な献立作成と、学生自身が立てた献立を実際に調理する実習を行っています。
今回は、嚥下(えんげ)調整食と、アレルギー対応食の2つを作りました。
嚥下調整食とは、飲み込む力や噛む力など嚥下機能の低下がみられる場合に、低下のレベルにあわせて、飲み込みやすいように形やとろみ、まとまりやすさなどを調整した食事のことです。
この嚥下調整食は、病気や加齢によって嚥下機能が低下した方にも、安全においしく食べてもらうための大切な食事の一つです。
実習の様子と、実際に作った嚥下調整食をご紹介します。
ベースになる大根の煮物と煮魚を作った後に、それぞれミキサーにかけてとろみ剤を混ぜます。
とろみ剤の種類によって、硬さやまとまり方が変わってきます!
左から、ゼリー状→ペースト状→ソフト状と、嚥下機能のレベルごとに分けられています。
できる限り見た目を大根や魚の形に似せて作ることによって、少しでも食事の満足感を得られるように工夫しています。
もう一つ、食物アレルギーを持つ方も美味しく食べられるように、アレルギー対応食を作りました。
今回は、卵、小麦、乳の三大アレルゲンを除いた食事です。
米粉パン、卵の代わりにかぼちゃで色付けしたオムレツ風、アレルギー対応ブイヨンを使ったスープを作りました。
どちらの食事も学生達にとってはあまり食べ慣れない食事でしたが、将来、管理栄養士として働く時の特別な献立作成や、調理をする際の良い経験になったと思います。