UPDATE
食品栄養学科の1年生が生化学実験で、PCRによりALDH2という酵素のDNAを増幅しました。
ALDH2はエタノールの代謝産物であるアセトアルデヒドを分解する酵素です。
日本人にはALDH2の働きが弱い人が多いため、飲酒により吐き気や頭痛を起こす人が多くいます。

PCRの反応液には、DNAポリメラーゼ、各自の染色体DNA、プライマー(短いDNA)などを入れます。
95℃、53℃、68℃に保温した水浴を用意し、10秒おきにPCRの反応液を移動していきます。



こちらはDNAを電気泳動するためのアガロースゲルの穴に、PCR終了後の反応液を入れているところです。
小さい穴へ少量の反応液を入れるため、慎重にマイクロピペッターを操作しています。
緊張感が伝わってきますね!


上手に入れることができました!

こちらはDNAを電気泳動しているところです。
下の写真の右側がマイナス極、左側がプラス極になります。
DNAはマイナスの電荷を帯びているため、プラス極へ移動していきます。
PCRの反応液に入れた青い色素が、徐々にプラス極側へ移動するのが確認できます。

こちらは電気泳動後のDNAを観察しているところです。
専用の装置にアガロースゲルを置き、LEDライトの光を当てるとDNAに結合した蛍光物質が光ります。
黒い箱をかぶせてスマホで写真撮影します。
DNAがうまく増幅されているか、ドキドキです…

こちらがスマホで撮影したアガロースゲルです。
PCRにより増幅されたALDH2のDNAが確認できました!

[小林 直木]
UPDATE
本日は、Aクラス最後の給食実習です。
献立はフランスパン、グラタン、野菜サラダ、ミネストローネ、りんごのコンポートヨーグルト添えです。
通年授業ですから、今回が集大成になります!
今までいろいろな献立がありました。
夏野菜カレーから始まり和食、洋食、中華等々それだけ実習経験を積みました。
果たして今回はどんなドラマ(給食が出来上がるまでの工程)が展開されるか楽しみです!?
まずは調味料を量ります。
下処理室で食材を洗浄し、包丁で切っていきます。

フランスパンは一人分ずつ切り分けていきます。
パンの端は、栄養士、調理師分とし、喫食者には見栄えのよい中央部分を提供します。
グラタンは、どうしても一人分ずつ盛付けしたいという栄養士係のたっての希望で、 使い捨て容器(紙製)を用意しました。
ルゥー作りが大変です。
調味料まみれになりながら回転釜で手際よく仕上げていきます。


また、マカロニの茹で具合も非常に重要です。
担当学生と息を合わせてティルティングパン(平底回転釜)で茹で作業を行い絶妙の茹で加減に仕上がりました。


ルゥーが出来たら最後はチーズをそれぞれトッピングして、スチームコンベクションオーブンでじっくりと焼きます!

頑張ったお陰で綺麗に熱々で出来上がりました。

次の野菜サラダは盛付が勝負です!一つずつ丁寧に彩りよく盛り付けていきます。
ここでも丹精込めてドレッシング作ります。
サラダは盛付とドレッシングが命ですから・・・

続いて、ミネストローネです。
まずはトマト缶を煮立てます。
そこに炒めた野菜やベーコンを投入し味を整えていきますが塩分計が頼りです・・・

最後はデザート作りです。
今回はりんごコンポートを作ります。
最初は一つの大鍋で煮込んでいましたが、なかなか煮詰まらなので鍋を二つに分けて再度煮込み作業を続けます。
味を確認して調味料を調整して完成です。

何とか提供時間に間に合いそうで急いで急速冷却機(ブラストチラー)で冷やしていきます。
冷やしたコンポートをお皿に盛付しヨーグルトを添えていきます。
やっとのことで全ての給食が完成しました!配膳時間にもかろうじて間に合いました!?
この1年間で学んだいろいろな給食作りのスキルを今後の実習やはたまた就職後の仕事にも活かしてください!
皆さんのこれからの活躍を期待しています!!
[樽井 雅彦]
TOPICS
11月3日の摂友祭当日は、晴れたり小雨がふったりはたまた風が吹いたり、散々なお天気でした。
今回の模擬店は企業(こと京都さん)と食品栄養学科の学生有志8名とのコラボです。
メニューは、タコせんに各種ソースと九条ネギをトッピングする軽食です。

最初は、初めてのキッチンカーのセッティングからです!
値段表、お品書き、特徴等々のポップやポスターなどを車に貼り付けました。
いよいよ来場者が来られ、呼び込みやおすすめを説明します。
おかげさまで、その後は天候の影響などはありましたが列ができるほど盛況裡に終了しました。
最後はコラボ企業の方々と記念撮影で締めました。
皆さん大変お疲れ様でした!
学生さんは非常にいい経験になり、また一層逞しくなりました・・・^^

[樽井 雅彦]