UPDATE
応用栄養学実習の「学童期の栄養」実習では、
近隣の京都府八幡市の学校給食献立を再現しました。
大学近くの八幡市立南山小学校の先生からは、予め、地産地消へのこだわり、手作りへのこだわりなどをお聴きしました。
実際に給食を試食させていただきましたが、本当に家庭の食事と変わらない手作りの温もりを感じるとても美味しい給食に感激しました。
春には地元八幡市で採れたばかりのたけのこを使ったたけのこご飯も出されるそうです。
京都府八幡市は、良質のたけのこが採れる産地です。
お味噌汁に使っているお味噌は、八幡市の流れ橋工房で作っているこだわりのお味噌です。
今回、豆ごはんに使ったえんどう豆も地元産です。
学生には、献立名と試用材料のみを書いてある予定献立表から、作り方を推測して作ってもらうことを課題としました。
同じ材料と分量なのに、出来上がりの見た目にも差があります。
色々と反省点が生じました(これも勉強です)。
八幡市では、月に1回、「わくわく献立の日」を作り、楽しみながら食育の実践に取り組んでおられます。
この日は、豆ごはんにちなんで、「おまめ戦隊ビビンビーン」です。
YouTubeでは、930万再生回数のヒットソングです。
おまめ料理が好きになる食育ソングです。
学生達も小学生時代を懐かしみながら楽しく実習ができました。
イベント
5月20日(月)、常翔啓光学園中学校1年生の生徒さん62名が、「K1クエスト」の体験授業のため、枚方キャンパスに来られました。
「K1クエスト」では、「総合的な学習の時間」を利用して、学園3大学(摂南大学、大阪工業大学、広島国際大学)の学部・学科の学問内容を中心に幅広く学習・体験することにより、実社会や日常生活とのかかわりを理解することを学習の目標としています。
今回の体験授業のテーマは、「防災時の食を学ぶワークショップ」で、食品栄養学科の森講師が担当しました。地震や洪水などの自然災害が多発している昨今、防災意識を高め、日頃から災害対策を進めておくことは重要です。
事前に、家庭での防災食、災害食の準備状況を調査し、当日は、災害時に備えて、何を準部しておけばいいのか、防災食と災害食の違い、ローリングストックの方法、災害時の栄養バランスの摂り方など、具体的に分かるように、実物を紹介し、試食もしながら、体験学習を実施しました。
授業の最後には、授業で学んだ内容と事前の調査学習の内容を比較してワークシートを完成しました。ワークシートは、家庭に持ち帰り、家族で防災時の食について、情報共有をしながら、話し合うことを課題としました。
後日、先生から、以下のような報告がありました。
「先日は素晴らしい講義をありがとうございました。生徒たちも普段と違う環境で、生き生きと学ぶ様子が印象的でした。その後のキャンパス見学も、中学校とは違う校舎や設備を見て、非常に楽しんでおりました。本日生徒たちが登校してくるとワークシートを用いて、家族と話し合ったという声もありました。生徒たちにとって貴重な経験になったのではないかと思います」
今回の体験授業が、防災について考えるよい機会となったことを確認できました。
[森 美奈子]