研究室のお知らせ
*小学校1~3年生で学習する漢字を使用しています。
どうして寒い時期にそうめんづくりをするの?
そうめんは11月から3月ごろの寒い時期に作ります。
どうして朝早くから長い時間をかけるそうめんづくりを
朝早くから明るくなってあたたかい時期ではなく、
朝早い時間はまだ真っ暗な寒い冬の時期に作るのかな?
11月~3月にそうめんを作る3つの理由
➀雨が少ない
➁空気がつめたくて、かんそうしている
③少ない「しお」でそうめんを作ることができる
枚方市の11月から3月くらいの時期は、
雨が少なく、空気がつめたくてかんそうしています。
➀雨が少ない
そうめんは天日干し(てんぴぼし)をするため、雨の日は作ることができません。
寒い時期は他のきせつとくらべると雨が少ないきせつです。
そうめん作りができる日が多いきせつです。
➁空気がつめたくて、かんそうしている
かんそうした冷たい北風で時間をかけてゆっくりそうめんをほすと、
白くてきれいな、コシのある、おいしいそうめんができます。
とくに北西の風が吹いたらよくかわくそうです。
③少ない「しお」でそうめんを作ることができる
寒い時期は、ざいりょうの「しお」のりょうをへらすことができます。
「しお」はそうめんがのびすぎないようにするために入れます。
気温が低い時は、しおのりょうを少なくして、
気温が高い時は、しおのりょうを多くします。
研究室のお知らせ
「そうめん」についてくわしくみてみよう
「そうめん」と「うどん」は何がちがう?
→めんの「太さ」が違います!
これは、日本農林きかく(JASきかく)で決められています。
日本農林規格等に関する法律(JAS法)
手延べ(てのべ)めんの場合
「そうめん」「ひやむぎ」は直けい1.7㎜までの太さ
「うどん」は直けい1.7㎜以上の太さ
きかいでつくるめんの場合
「そうめん」は直けい1.3㎜までの太さ
「ひやむぎ」は直けい1.3㎜以上1.7㎜までの太さ
「うどん」は直けい1.7㎜以上の太さ
河内(かわち)そうめんは、
「手延べ(てのべ)」で作られているから、
めんの直けいが1.7㎜よりも細く
なるまでのばしているよ!
そうめんは最初、お菓子だった!?
そうめんは、昔、中国から伝わった
「索餅(さくべい)」というお菓子がもとになり、
時代とともに今のそうめんの形に変わりました。
研究室のお知らせ
*小学校1~3年生で学習する漢字を使用しています。
そうめんのふしを食べよう!
ふしじる(バチじる)
ふし(バチ)ってなに?
ふしは、そうめんをほすときにさおに当たっている部分や長さを切りそろえるときに出る短いそうめんのこと。
三味線のバチの形ににていることからバチとも言われています。
【ざいりょう】5人分
・ふし 50g(1人分ひとつかみくらい)
・ネギ 20g
・だし(水1L、こんぶ10㎝くらい、かつおぶし15g)
・さけ 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1
・みりん 小さじ2
【作り方】
①みずにこんぶを入れて火をつける
②ふっとうする前にこんぶを出して、かつおぶしを入れる
③ザルでこして、だしがかんせい!
④なべにだしと切ったねぎを入れて、少しかねつする
⑤ふしを入れて、味見をして、調味りょうをいれて味を調せつする
★★★かんせい!★★★
写真たくさんのCOOKPADレシピはこちら
研究室のお知らせ
そうめんの油について知ろう!
そうめんは「小麦粉、塩、水、植物油」の4つだけ作られます。
どうしてそうめん作りに油を使うの?
①めんが乾燥しないようにするため
②めんがくっつかないようにするため
③引きのばしやすくするため
④香り、味【そうめんの香り=油の香り】
産地で使う油が違うよ。
たとえば・・・
・ばんしゅうそうめん(揖保乃糸)(兵庫県)は綿実油
・みわそうめん(奈良県)は綿実油
・しょうどしまそうめん(香川県)はごま油、オリーブオイル
・しまばらそうめん(長崎県)はこめ油
・あわじそうめん(兵庫県)は綿実油
・おおかどそうめん(富山県)は日清サラダ油白缶(綿実油入り)
枚方市のそうめん「河内そうめん」は、
綿実油(めんじつゆ)を使って作られているよ!
TOPICS
今年度の基礎ゼミナールの総括として、7月1日に上級生を交えたグループワークとスポーツを通じた協同学習(運動会)を行いました。
イベント
2023年6月22日、29日に本学が包括連携協定を結んでいる八幡市とのコラボ企画として、八幡市女性農業者の方々を講師にお迎えし、八幡市で収穫された野菜を使った調理実習を食品栄養学科の2年生対象に実施しました。
今回のメニューは、「ふわとろ長なすと九条ねぎの豚肉巻き」、「小松菜のお好み焼き」、「季節の野菜(ホワイトコーン、きゅうり、トマト)」、「玉ねぎとジャガイモの味噌汁」、「ごはん」、「水出し碾茶」です。
使用した野菜は当日もしくは前日に八幡市で収穫された新鮮なものばかりでした。さらに食味ランキングで「特A」を受賞したお米や抹茶になる前の碾茶を使った水出し碾茶など、貴重な食材を使うことができました。
まず、使用する野菜の紹介をしていただきました。加熱するととろけるほどやわらかくなる甘い「ふわとろ長なす」や糖度が高く生でもおいしい「ホワイトコーン」などこの季節に旬を迎える野菜の魅力を説明していただき、学生たちの食べてみたい!という期待が高まりました。また日頃お聞きする機会がない農家さんの農作物を作る苦労や喜び、農業に対する想いを聞くことができました。
続いての作り方の説明では、簡単で美味しいレシピをわかりやすいデモンストレーションと丁寧な説明で教えていただきました。学生も真剣に聞いていたためイメージが深まり、自分たちの実習の時にはとてもスムーズに作ることができました。
出来上がった料理は班ごとに八幡市の方々と一緒に楽しく試食しました。
実習後のアンケートでは、「苦手だった野菜もおいしく食べることができた」、「また自宅で作ってみたい」、「農作物を育てる苦労や喜びについて聞くことができ、野菜を大切に食べようと思った」、「八幡市の方々といろいろお話しできて楽しかった」などの声が多数出ていました。
本学農学部で管理栄養士を目指す学生たちにとって貴重な体験となりました。
八幡市の方々、本当にありがとうございました。
なお、今回のレシピ「ふわとろ長なすと九条ねぎの豚肉巻き」と「小松菜のお好み焼き」は食品栄養学科公式クックパッドで公開中です。
摂南大学農学部の公式キッチン 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが385万品 (cookpad.com)
[安藤真美]