Interview

枚方市とのコラボで「すももちゃんサイダー」を開発!

代表 石井 海さん ー写真:代表:石井 海さん
写真:代表:石井 海さん

私たち「Food Innovating Team (FIT)」は、食品栄養学科の学生をメンバーとする団体で、枚方市や地元の農園、農学部の課外活動団体「園芸倶楽部”植食”」とコラボし、すももちゃんサイダーの開発を通して、地域の活性化を目指しています。

枚方市には「すもも団地」と呼ばれる地域があるほど、すももの生産が盛んでしたが、枚方産すももの知名度はあまり高くありません。そこで、枚方市特産のすももを多くの人に知ってもらうため、2021年から、すももちゃんサイダーの開発をスタートしました。
すももの収穫や種取り、加工処理を園芸倶楽部”植食”を含む農学部の学生と共同で行い、FITがすももちゃんサイダーの果汁含量や甘さ、炭酸ガスの量を調節し、より多くの方に好まれる配合のレシピを考案しました(無着色、無香料)。


2021年11月 すももちゃんサイダーが製品化

2021年11月にすももちゃんサイダーが製品化し、2022年から学内のコンビニや駅前、イベント等で販売を始めました。駅前やイベントで、すももちゃんサイダーを購入された方には飲んだ感想をアンケートに回答いただきました。
その結果、「すもも感がもっとほしい」「酸味がほしい」などのご意見が多かったことから、2022年の冬にすももちゃんサイダーのリニューアルを行いました。


すももちゃんサイダーリニューアル

すももちゃんサイダーのリニューアルでは、果汁含量などが異なる約10通りの条件を試しました。果汁含量を少し変えるだけで、すもも独特の渋みが出たり、酸味を強くするとすもも感が薄れてしまうというように、調節が難しい点も多々ありました。味だけでなく、香りや色も評価しながら、FITのメンバーで候補を絞った後、最後に学内で多数の学生や教職員の方を対象に試飲会を行って、果汁を3%から4%へUPすることが決定しました。リニューアルでは、すもも感や酸味の調節に苦労しましたが、理想的な味・香り・色のすももちゃんサイダーを作製できた時には大きな達成感がありました。枚方産のすももを使ったすももちゃんサイダーの美味しさを多くの人へ届けられることにやりがいを感じています。


イベントでのプロモーション

FITはすももちゃんサイダーの開発だけでなく、枚方市の様々なイベントに参加し、私たち自身で すももちゃんサイダーの販売をしています。また、その合間に、他のお店を見て回ったり、模擬店で食べ歩きしたりして、イベント自体をとても楽しんでいます!

枚方市農業まつりでは、枚方産の野菜を安く販売していたり、枚方産のジャガイモを使ったコロッケなどが販売されていました。イベントでは、地元の方から「サイダー美味しかったから、また買いにきたで」と声をかけていただくことも増え、すももちゃんサイダーが広まっていることを実感しています。


今後FITは、すももちゃんサイダーの改良に加えて、枚方産のすももを使ったグミやラムネなどの新商品の開発も検討しています。
地域の特産品を使った新商品の開発や地域の活性化に興味のある方は大歓迎です!

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写真:果汁の量や酸味を少しずつ変えたサイダー 果汁の量や酸味を少しずつ変えたサイダー
写真:ひらかたファミリーフェスタで、すももちゃんサイダーを販売 ひらかたファミリーフェスタで、すももちゃんサイダーを販売

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