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写真:小川 俊夫

小川 俊夫〔教授〕

公衆衛生学研究室 (食品栄養学科/専門基礎系)

公衆衛生の視点で健康づくりに取り組みます

学位・資格 公衆衛生学修士、博士(医学)
担当科目 公衆衛生学、健康管理概論、医療福祉論
専門分野 公衆衛生学、医療経済学、医療情報学
趣 味 旅行、音楽

研究テーマ:レセプト・健診結果を用いた健康づくり、がん検診の精度管理と効果、健康づくり、ICD-11構築と国内導入、がん研究費の適正配分、など

― 学生による研究紹介
私たちの研究室では、食習慣を中心とした生活環境と健康状態、疾病との関連について、医療ビッグデータ(人の健康や病気、治療などに関する大量のデータ)を用いて解析しています。例えば、朝食を摂らない人は摂る人と比べて太るという話があります。それが本当か確かめるために、朝食を摂る人と摂らない人のデータを集め、身長と体重を比べることで、どちらが太っている割合が高いのか知ることができます。また、性別や年齢による割合の違いも知ることができます。

教員からのメッセージ

主として、生活環境と健康状態や疾病との関連、がん検診精度管理、がん研究費の適正配分など、医療ビッグデータを用いた様々な研究を実施しています。興味のあるテーマを一緒に選び、在学中の学会発表を目指しましょう。データや数字があまり得意でない、あるいはエクセルなどのソフトウエアを用いたデータ処理の経験が浅くても、研究を通じて学ぶことができます。

学生による教員インタビュー

― 好きな言葉は何ですか?
一期一会。いろんな可能性を活かすことが人生で大切だと思います。 

― 好きな食べ物・飲み物は何ですか?
美味しいものが好きです。 

― 飼っているペットは何ですか? 
いまは飼っていませんが、以前は猫を飼っていました。 

― 誰にも負けない特技は何ですか? 
特技ではないのですが、これまでに訪問した国の数は、かなり負けないはずです。 

― 子供の頃、どんな夢を持っていましたか? 
学者になりたいと思っていました。 

― 高校生のときに好きだった科目は何ですか? 
体育です。私が通っていた高校の体育は、自分たちがやりたいことを選べたので、いつも楽な球技ばかりでした。休憩時間の延長のようで楽しかったですね。 

― 出勤時のモーニングルーティンは何ですか? 
出勤時も休日もあまり変わりなく、毎朝、歯磨き後にコーヒー豆を挽いてコーヒーを淹れ、美味しいパンと果物を朝食に食べるのが日課です。 

― 摂南大学のどういうところが好きですか? 
和やかな雰囲気がとても良いと思います。 

最近の研究活動

  • 2023年2月
    論文「Ogawa T et al. Novel Algorithm for the Estimation of Cancer Incidence Using Claims Data in Japan: A Feasibility Study. JCO Global Oncology. 2023 :9, e2200222 (https://doi.org/10.1200/GO.22.00222)」発表
  • 2022年11月
    医療情報学連合大会・公募シンポジウム「ICD-11国内適用の現状と課題」(於・札幌市)にて「わが国の公的統計へのICD-11適用の影響に関する一考察:ICD-11準拠の疾病分類構築の試行と影響分析」発表
  • 2022年10月
    近畿産業衛生学会シンポジウム(於・吹田市)にて「職域がん検診の最前線:研究者の立場から」発表
  • 2022年10月
    日本公衆衛生学会総会(於・山梨市)にて「大腸がん検診及び精密検査受診ががん医療費に与える影響」発表
  • 2022年5月
    日本産業衛生学会総会(於・高知市)にて、一般口演「レセプトを用いたがん検診のがん医療費に与える影響に関する一考察」発表
  • 2022年5月
    日本産業衛生学会総会(於・高知市)にて、一般口演「歯周治療が大腸がん罹患に与える影響に関する一考察」発表 
2022年度 近畿産業衛生学会シンポジウム
2019年度 WHO-FIC年次総会(カナダ)
2018年度 World Cancer Congress(マレーシア)2018年度 World Cancer Congress(マレーシア)

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