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基礎栄養学実習で間接熱量計を使ってエネルギー消費量を測定!

基礎栄養学実習で間接熱量計を使ってエネルギー消費量を測定!

実習 基礎栄養学実習
Posted: 2023/01/07
写真:基礎栄養学実習の様子基礎栄養学実習の様子

2022年12月22日、2023年1月5日 食品栄養学科1年生が呼気ガス分析による間接熱量測定法の実習を行いました。

代表者1名が被験者となり、座位安静の状態から、立ち上がり、ゆっくりとした歩行、早歩きと身体活動レベルを上げた時のエネルギー消費量を測定しました。学生は身体活動によって、心拍数や酸素消費量、二酸化炭素排出量が変化することことを実際に確認し、呼吸商や代謝量の計算を通じて間接法でのエネルギー代謝測定について学びました。

前週の実習では、各自が2日間の身体活動調査票をつけ、平日と休日それぞれのエネルギー消費量を評価しました(タイムスタディ法)。各個人の代謝量を知ることは栄養管理で重要になるため、今回の実習で理解を深めてほしいと思います。

自分の体に興味を持つきっかけになりましたREPORT

執筆者アバター 平山 大樹さん

エネルギー消費量の測定では、間接熱量計を使って安静時や運動時のエネルギー消費量を測定しました。元々、私は食べても太りにくい体質だと思っていましたが、この測定により、エネルギー消費量が平均と比べて高いことが分かりました。自分のエネルギー消費量を測定すると、自分に必要な栄養を正確に知ることができるため、食事による体重のコントロールにとても役に立つと思いました。また、管理栄養士の国家試験で頻繁に出題される呼吸商についても学ぶことが出来ました。
他には血糖値の測定が印象に残っています。炭水化物を摂取する前に、食物繊維を摂取した場合としない場合で、血糖値の上昇にどのような違いが出るかを調べました。その結果、食物繊維としてキャベツを食べた後に炭水化物を多く含むご飯を食べると、食後の血糖値の急上昇と急降下を防ぐ事ができました。血糖値の急上昇・急降下は眠気を生じさせるので、食物繊維を摂ることで食後の眠気を抑えられるという、大学での食事にも使えるような知識が得られました。
基礎栄養学実習では、エネルギー消費量や血糖値の測定など、自分の体に関して、普段の生活にも役立つことを色々学べたので、自分の体に興味を持つきっかけになりました。

写真:エネルギー消費量の測定に使用した間接熱量計 エネルギー消費量の測定に使用した間接熱量計
写真:実習で使用したご飯と千切りキャベツ 実習で使用したご飯と千切りキャベツ

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