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食品の安全を守る知識を学ぶ—発色剤と保存料の分析—

食品の安全を守る知識を学ぶ—発色剤と保存料の分析—

実験 食品衛生学実験
Posted: 2025/06/09
写真:発色剤の測定(食品衛生学実験)発色剤の測定(食品衛生学実験)

4月から新学期が始まり、食品衛生学の実験も本格的にスタートしました。
この実験は2年生前期に行われ、食品の安全性を守るための重要な知識と技術を学ぶ機会となります。

6月に入り、雨の多い季節となりましたが、前期も中盤に差し掛かり、学びもますます充実してきています。
これまでの実験では、食品に含まれる添加物の測定を行い、
食品衛生法の使用基準に適しているかを判断する分析技術を習得しました。

発色剤の測定では、「ウインナーから発色剤(亜硝酸ナトリウム)を抽出して測定」する実験を実施しました。
亜硝酸ナトリウムは食品の色を鮮やかに保つために使われますが、安全性を確保するために使用基準が定められています。
この分析を通じて、適正な使用量を確認する技術を学びました。

保存料の測定では、「スルメイカやたくあんなどから保存料(安息香酸、ソルビン酸)を抽出して測定」する実験を行いました。
保存料は食品の品質を保ち食中毒のリスクを下げるために大切なもので、安全な範囲で使用することが重要です。

特に保存料の実験では、検疫所の輸入食品の水際検査や企業の品質管理で実際に使われている 6連の水蒸気蒸留装置 を使用し、測定原理を理解しながら本格的な分析を行いました。普段目にすることのない専門的な機器を使うことで、より実践的な知識が身につきます。

食品衛生学実験を通して、食品の安全性を守るための重要な分析技術を学びました。
これらの知識を活かし、今後の学びを深めていきましょう!

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