お菓子の着色料を分析しました!(食品衛生学実験) |
実験 食品衛生学実験 |
Posted: 2023/10/02 |
食品栄養学科の2年生が食品衛生学実験で市販のお菓子に含まれる着色料の分析をしました。
お菓子から抽出した着色料を薄層板にスポットしています。
薄層板をガラス容器(展開槽)に入れ、着色料を分離します。
着色料が下から上に向かって徐々に移動していきます。
こちらが分離後の着色料です。
色によって移動する位置が異なるため、お菓子にどの着色料が含まれているかを検査することができます。
すべて日本で使ってもよい着色料であることがわかりました。
同じ日に、農薬の分析で使用する「分液ロート」の使い方を練習しました。
試料から農薬を効率よく抽出するため、分液ロートを激しく振ります。
最初は恐る恐るでしたが、慣れるとスムーズにできるようになりました!
分液ロートをしばらく置いておくと、上の層と下の層に分かれます。
分液ロートのコックを開ければ、下の層(赤色)だけをフラスコに取ることができます。
上の層(透明)は分液ロートの上側からフラスコに取ります。
後日、分液ロートを使って、実際にスーパーで売っているレモンから農薬を抽出し、食材の安全性を確認しました。
食品中の添加物や農薬を分析し、食品の安全を守ることも管理栄養士の大事な仕事の一つです。
2023年6月