いよいよ給食提供の本番が始まります! |
実習 給食経営管理実習 |
Posted: 2023/06/27 |
給食経営管理実習は2年生の専門科目で通年授業です。給食業務を行うために必要な栄養管理、献立作成などの食事の計画や、材料の発注、調理、配膳、下膳などの給食サービス提供にかかわる一連の技術を習得します。また、衛生管理のあり方も学習します。
今回の2年生も新学期から続けてきた給食実習に関わる各種ガイダンスやオリエンテーションも一通り終わり、各班(一班10名で構成)で各々が考えた給食用献立で試作・試食も行い、来る6月28日(水)から給食提供の本番が始まります。
給食の提供は、それまでの準備が非常に大変で、学生はそのやる事の多さに四苦八苦しております。因みに、栄養士班が主導でいわゆる現場監督役ですから責任重大です。献立表の作成に始まり、栄養価計算、食材発注や他各種シートの作成(作業手順表、作業工程表、人員配置等)、栄養媒体の作成等々多岐に渡ります。
このように凄く大変な準備が必要ですが、本番の日がまた大変です。工程通りに作業が進めばいいのですが、ほとんどの学生は不慣れですから遅れる場合が多いです。また、万が一うまく調理ができない不測の事態の場合も想定されその対応も求められます。
このようにいろいろと書きますとすごく大変な授業のようですが、確かに大変です。しかし、配膳が始まり何とか給食提供ができ喫食者の方々からお褒めの言葉を頂くと、疲れもいっぺんに吹き飛び何とも言えない達成感に浸れます。その学生の様子を見るのがいまから楽しみです。
それでは、給食をお楽しみにして下さい・・・
[樽井 雅彦]
※下記写真は1期生
私は実習が得意な方ではないのですが、実習に取り組むこと自体が好きなんです。給食経営管理実習の大量調理では、普段使わないような大きな器具で調理したり、グループのメンバーと協力して、どうやって効率よく作業を進めるかを考えたりすることを楽しみました。
一方、自分たちで給食のメニューを組み立てる際には、栄養の計算はもちろんですが、予算や調理の時間配分を考えるのに苦労しました。そのようなときは、グループの他のメンバーの考え方や、先生から教わった効率よく作業を進めるための裏技が役に立ちました。流れ作業で調理できるような手順と、それに合ったメニューの考案ができるようになり、献立を考える際の選択肢の幅が広がったと感じています。
大量調理の面白いところは、少量の調理だと時間のかからない料理が大量になると予想以上の時間がかかったり、逆に少量で時間のかかる料理が大量だと思ったほど時間が掛からなかったりするところです。また、声掛け一つで調理のスピードが段違いに変わるので、調理の現場ではコミュニケーションがとても大切だと感じました。
将来は管理栄養士になって、食に関する仕事に携わり、食べることの幸せを届けていきたいと考えています。