摂南大学の給食経営管理実習では、献立の作成から、調理、提供までのすべての過程を学生が主体となって行います。また、学生が管理栄養士係だけでなく、衛生管理係、調理師係など、様々な立場で実習を行い、それらの役割を学ぶことができます。給食の調理が作業の中心にはなるのですが、調理以外にも安全でおいしい給食を提供するための大事な作業があることを学びました。
例えば、業者さんから届いた食材の異物混入の点検や、調理前の食材と調理した給食の保管です。これは、異物混入の防止や食中毒などが起こった際の原因究明に役立ちます。このような作業の大切さは、給食経営に係る作業を一通り行ったからこそ、気付いたことだと思います。また、完成した給食は、先生方やクラスメイトに食べてもらい、評価をして頂きます。その評価を元に、良かった点や改善点を振り返ることも大事な作業だと感じました。
給食の調理では様々なハプニングがありましたが、無事給食が完成し、食べて下さった方から「美味しかったよ!」「ごちそうさまでした」と言って頂いたときに、とても達成感を感じました。そして、改めて管理栄養士は良い仕事だなと実感することができました。私は将来、栄養教諭として、学校給食の現場で子どもたちに「食べること」の大切さを教え、食に興味を持ってもらえるような仕事に就きたいと考えています。