野菜を1日350g以上摂ってもらうためのショート動画の作成が1番楽しい実習でした。グループのメンバーと協力して、「赤ずきん」の童話をアレンジした3分間の人形劇を制作し、スマホで撮影した後、動画アプリを使って音声を入れました。画用紙で作った登場人物を割りばし固定したり、背景を画用紙に描いたりしました。工夫したのは人形劇の音声にWordの読み上げ機能を使ったことで、男女の声を使い分けたり、句読点で読み上げる速さを調節したりしました。
また、高齢の方にたんぱく質を摂っていただくためのリーフレットも作成しました。PowerPointを使い、たんぱく質がどの食材にどれくらい入っているかを説明するリーフレットを1時間で作りました。短時間で分かりやすいリーフレットを作るのに苦労しましたが、限られた時間の中で説明資料を作るスキルが身につきました。病院実習の際にも、肝性脳症に関するリーフレットを作る機会があり、栄養療法についての説明も含めて短時間で分かりやすい資料を仕上げるのに、この実習の経験がとても役立ちました。
模擬栄養指導では、管理栄養士役と患者役に分かれ、ロールプレイをしました。どうしても説明する内容にばかりに気が向いてしまいましたが、先生からアドバイスをいただき、話すスピードや言葉遣い、共感する言葉がけなどの話し方が重要だということに気付きました。栄養指導を通して患者さんに自分の食事の内容を見つめ直してもらうためには、相手の気持ちに寄り添うことがすごく大事だなと思いました。