管理栄養士係として調理工程を検討していた時に、3品の調理にスチームコンベクションオーブンを使おうとしていたため、どうしても提供時間に間に合わないということがありました。料理を変更すべきか、調理工程を変えるべきか散々悩みましたが、担当の先生から1品の調理にティルティングパンを使うというアイデアをいただき、調理時間の問題を解決することができました。この経験から、使用できる調理機器の特徴を理解して、複数の機器を併用し、効率的な調理計画を立てることが重要だと学びました。
献立を考える時には、季節感や見た目にも気を配りました。サバの味噌煮にはチューブの生姜を使わず、千切りの生姜を使ったので、風味が出て、見た目のアクセントにもなりました。また、季節感を出すために旬のサツマイモを使ってスイートポテトを作りました。旬の食材はおいしいし、安く手に入ります。他の班が計画した三色丼も見た目で楽しめるように工夫されていました。自分たちで献立を作成した時には、料理の味が自分の責任という感覚があり、「おいしかった」と声をかけてもらった時には、何とも言えない達成感がありました。
給食経営管理実習では、栄養士や調理師、衛生管理者それぞれの役割の経験から、それぞれの立場や考え方を理解することができました。この経験が今後の臨地実習での私の強みになるという自信につながりました。将来は、食を通じて、人々を笑顔にできる人になりたいと思っています。